【貴陽(中国貴州省)=三塚聖平】中国地震局によると、中国西部の青海省ゴロク・チベット族自治州で22日午前2時4分(日本時間同午前3時4分)、マグニチュード(M)7・4の地震が発生した。22日朝までに死傷者の情報は伝えられていないが、地元当局は救援隊を派遣するなど被害状況の把握を進めている。
南部の雲南省大理ペー族自治州でも21日午後9時48分にM6・4の地震が発生。震源の深さは8キロで、その後も余震とみられる地震が続いている。中国国営中央テレビによると、22日午前6時までに3人が死亡、27人がけがをしたことが確認された。これまでに家屋の倒壊などの被害が確認されている。
青海省の地震は、震源の深さが17キロだった。震源は省都西寧市の南西約390キロで、周辺は標高4千メートル余りの高地。橋が倒壊するといった被害情報が報じられている。