逗子の斜面崩落訴訟 第1回口頭弁論 会見で犠牲者の父「娘を返して」

逗子の斜面崩落で娘を亡くした父親が閉廷後、記者会見を開いた=21日、横浜市中区の神奈川県弁護士会館(岩崎滉一撮影)
逗子の斜面崩落で娘を亡くした父親が閉廷後、記者会見を開いた=21日、横浜市中区の神奈川県弁護士会館(岩崎滉一撮影)

昨年2月に神奈川県逗子市の斜面が崩落し、同市に住む高校3年の女子生徒=当時(18)=が死亡した事故で、斜面が崩落したのは所有するマンションの管理組合や区分所有者らが安全対策を怠ったのが原因だったとして、女子生徒の両親らが管理組合などに約1億1800万円の損害賠償を求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が21日、横浜地裁(嶋末和秀裁判長)で開かれた。原告の弁護士によると、管理組合らは請求棄却を求めている。

訴状などによると、平成15年にマンション開発者が行った地質調査で「斜面に安全対策を施すのが望ましい」とされていたにもかかわらず、管理組合らは放置していたとしている。

閉廷後に記者会見した南竹要弁護士は「事故は予見できた」と指摘。今後、行政の責任も追及していくと明かした。女子生徒の父親は会見で「娘を返してほしい。真実を明らかにし、娘の無念を晴らしたい」と悲痛な思いを口にした。

事故は昨年2月5日午前8時ごろに発生。市内のマンション敷地の斜面が崩れ、歩いていた女子生徒が約66トンの土砂に巻き込まれて死亡し、今年2月5日、両親らがマンションの管理組合などを提訴していた。

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