しずおか・このひと

内田秋夫さん(73) 水防団39年の経験と知識で安全教育継承

静岡市水防団で安全教育に尽力してきた内田秋夫さん(小串文人撮影)
静岡市水防団で安全教育に尽力してきた内田秋夫さん(小串文人撮影)

豪雨などによる水害から地域住民の生命と財産を守る水防団。静岡市水防団の副団長兼警防部長、内田秋夫さん(73)は団員たちの安全教育に全力で取り組む。安倍川など急流河川もある静岡市の現状を踏まえ、次の世代に引き継ぐための資料を収集して安全教育のテキストを多数作成するなど、入団歴39年の功績は団員をはじめ多くの関係者から高い評価を得ている。5月の「水防月間」を機に、今後の抱負などを聞いた。

《静岡市水防団は、明治20年に発足した安倍川水防水利土巧会が前身で、長い歴史を持つ。安倍川第1分団、長尾川分団など9つの分団があり、全国でも有数の規模。団員は河川流域の住民で構成され、4月1日現在で1743人。主な活動は台風などによる大雨洪水警報発令時の出動、水防演習、平時の河川巡視などだ》

--入団したきっかけは

「町内で、消防団か水防団のどちらかに入らなければいけなかったんです。平均して若い人が消防団に入り、消防団を終えてから水防団に入団するケースが多い。当初は、消防団の方が訓練が多いからという理由で水防団を選んだんです。しかし、水防団にラッパ隊があり、演奏がかっこよかったことが入団の大きな決め手になりました。なぜなら中学校から吹奏楽部でラッパを演奏していたので。入団1年後にラッパ隊に入隊でき、水防演習などに備えて練習に励む日々が続き、ラッパ隊長も務めさせてもらいました」

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