「皆さんの前で打てた」阪神サンズが勝ち越し決勝弾

【阪神―中日】八回、勝ち越しとなる本塁打を放ち、観客を沸かせた阪神のサンズ=5月13日、甲子園(松永渉平撮影)
【阪神―中日】八回、勝ち越しとなる本塁打を放ち、観客を沸かせた阪神のサンズ=5月13日、甲子園(松永渉平撮影)

歓声が戻った甲子園で13日、中日戦に臨んだ阪神が終盤の逆転劇を見せ、2-1で勝利した。

インパクトの瞬間、右手で押し込むように振り抜いた。1―1で迎えた八回2死、阪神のサンズが中日3番手又吉の投じたシュートを捉えた打球は高々と上がり、左中間の外野フェンスを越えた。

「ファンが甲子園に来てくれ、最高の雰囲気で気持ちよかった。皆さんの前で打てたことは非常にうれしい」。打球を見届け、一塁ベースを回ったところで力強く拳を握り、ベンチ前で仲間とお決まりのポーズを交わして派手に喜びあった。

「大事な場面で大きな1点。いつも以上に興奮した」と会心の笑みをもらした。今季本塁打を打った試合は8戦8勝。一打欲しい場面できっちり仕事を果たせる頼もしい助っ人が、現在の阪神の好調を支えている。

この日は、中日に先制されながらも投手陣が最少失点で踏ん張り、終盤に追いつき追い越しての逆転勝利。矢野監督は、監督として通算300試合目を勝利で飾り、「競った中で自分たちの野球を貫くことで成長できる」とうなずいた。貯金も今季最大の「15」まで伸ばし、首位に立つチームの強さは確たるものになりつつある。(上阪正人)

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