ワシントン・ポスト氏に初の女性編集主幹

【ワシントン=黒瀬悦成】米紙ワシントン・ポストは11日、新しい編集主幹にAP通信のサリー・バズビー編集主幹兼上級副社長(55)を迎え入れると発表した。6月1日付で就任する。1877年に創刊された同紙の編集部門のトップに女性が就くのは初めて。2月末に編集主幹を退任したマーティン・バロン氏の後任となる。

バズビー氏は1988年にAPに入社して記者としての仕事を始め、2004年からカイロ特派員としてイラク戦争を取材するなど国際報道に携わった後、10~16年にワシントン支局長を務めた。

同紙は国際報道の強化を目指しており、24時間の速報体制を確立するためにロンドンとソウルに新拠点を設けるほか、シドニーと南米コロンビアのボゴタに支局を開設し、米国外の総支局を26に拡大する。

同紙は13年に米アマゾン・コムのベゾス最高経営責任者(CEO)に買収された後にデジタル化を進め、現在は300万人のデジタル購読者を獲得した。ただ、デジタル化で業界をリードするニューヨーク・タイムズ紙の750万人には依然として差をつけられているという。