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なぎなた高校男子の全国チャンピオンは文武両道

3月の全国高校なぎなた選抜大会男の子個人で優勝した南舘日奈太さん=4月、岩手県一戸町(石田征広撮影)
3月の全国高校なぎなた選抜大会男の子個人で優勝した南舘日奈太さん=4月、岩手県一戸町(石田征広撮影)

岩手県立盛岡第三高校2年 南舘日奈太(みなみだて・ひなた)さん(16)

なぎなた高校男子の全国チャンピオンである。予選を突破した高校1、2年生による「第16回全国高校なぎなた選抜大会」(3月21日、兵庫県伊丹市立伊丹スポーツセンター体育館)の男子個人で優勝を飾った。当時まだ1年生、上級生も退け県勢で初めて全国の頂点に立った。

通学先の県立盛岡第三高校(盛岡市)は県内屈指の進学校。県北部の一戸町の自宅からIGRいわて銀河鉄道一戸-盛岡間(64・5キロ)を列車に揺られ、駅から自転車という片道約1時間半の遠距離通学をしながら、勉学となぎなたの文武両道を実現した。

この厳しい道を選んだのは小学校教諭になる夢を実現させるため。「小学1、2年生の担任がすごく優しい先生で、自分たちのことをしっかり受け止めてくれて、いい影響をもらった。そんな教師になりたくて」が動機だ。

なぎなたとの出会いは小学1年生。一戸町は平成28年の岩手国体でなぎなた競技の会場になり、なぎなた普及のために開かれた体験会でだった。「そのころ、ヒーローもののおもちゃの剣で遊ぶのが大好きでした。なぎなたを持って振ってみたら、これがとても楽しくて、地元の協会がやっている週2回の稽古に参加するようになりました」と振り返る。

長さ2メートル15~25センチのなぎなた。高校の試合は面・小手・胴・すねを打ち合う。切先から15センチぐらいの物打でタイミングよく正しい角度で正確に打った有効打が1本になる。試合時間3分の3本勝負。延長は2分で、これでも決着がつかない場合に判定となる。