ヒズボラ財務責任者ら7人に米国制裁、秘密資金調達に関与

【ワシントン=大内清】米財務省は11日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとその傘下にあるイスラム金融機関の資金調達や資産管理に関与したとして、ヒズボラの財務責任者ら7人を制裁対象に指定したと発表した。

ヒズボラは米国で「テロ組織」に指定され、金融制裁の対象となっている。発表によると、財務責任者の男はヒズボラによるテロ活動や暗殺工作などの秘密資金を管理。残りの6人は、レバノン国内の銀行の個人口座などを隠れみのに金融制裁を回避し、世界各地から約10年間で5億ドル(約543億円)以上を調達した。

制裁により、7人が保有する米国内の資産や運営に関与する団体は凍結される。財務省は声明で「ヒズボラはレバノンの金融セクターを悪用し、同国の金融資産を吸い上げている」と指摘した。