米国のワクチン接種が頭打ち 集団免疫目指しペース回復に躍起

接種ペースが減速したことで、ワクチンのだぶつきも出始めた。AP通信によると、ワクチンが余り始めた南部ルイジアナ州では、連邦政府からの割り当て分を減らすよう求めることを決定した。

一方で、免疫獲得に必要な所定回数を接種しない問題も浮上している。

米国では3種類のワクチンの緊急使用が許可されており、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製は1回接種で済むが、ファイザー製とモデルナ製は2回の接種が必要。大統領の首席医療顧問を務める国立アレルギー研究所のファウチ所長によると、1回目の接種を受けた人のうち約8%が必要な2回目の接種を受けていないといい、同氏は「2回接種が必要なワクチンの場合、2回目をしっかり接種してほしい」と訴える。

米メディアによると、こうした傾向や接種に消極的な人に対応するため、北東部コネティカット州などでは米配車大手ウーバーの協力を得て接種会場まで無料で送迎するサービスを開始。バイデン政権も、企業に接種のための有給休暇取得を認めるよう要請するなど、接種を加速するための取り組みを行っている。

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