米で新型コロナ危機「峠を越えた」 成人の58%がワクチン接種を完了

【ワシントン=黒瀬悦成】米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官、ジョン・ザイエンツ氏は9日、CNNテレビの番組に出演し、米国で新型コロナ危機が「峠を越えつつある」と明らかにした。

ザイエンツ氏は、ウイルス感染が収束傾向に入ったのを受け、米保健当局はワクチン接種の拡大に軸足を移したと指摘。9日現在、成人の約58%が少なくとも1回のワクチン接種を済ませたという。

バイデン政権は、7月4日の独立記念日までに成人の70%が少なくとも1回の接種を済ませ、集団免疫実現の環境を整えることを目標にしている。ザイエンツ氏は、この目標水準が達成されれば、感染者数を持続的に低水準に抑えることができると強調した。

バイデン政権の首席医療顧問、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長もNBCテレビの番組で、ワクチン接種が拡大するほど、感染が再急増する可能性は低くなると指摘した。