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産経抄

5月9日

「正」の字は、「一」と「止」で成り立っている。〈信念の独走を「一度、思い止(とど)まる」のが/「正」ということでしょうか〉。詩人の吉野弘さんは『「止」戯歌(ざれうた)』の一節にそう詠んでいる。正しさを振りかざす前に自分を顧みてはいかがか、と

▼コロナ禍に世情が荒(すさ)んだこの一年、「行き過ぎた正義感」という言葉をよく耳にした。SNSでの不平不満を募らせた投稿は、日を追うごとに言葉が尖(とが)り、一線を踏み越えた主張が誰かを傷つけている。詩人の憂いをよそに、ブレーキの故障を気に留めぬ人は多い

▼「五輪開催に反対を」「代表の辞退を」。SNSで、競泳の池江璃花子選手に無理無体な要求をした人たちがいる。コロナ禍で多くの命が失われ、五輪を開けばさらに犠牲が増える。あなたの強い影響力で流れを変えて―と。正論と暴論の見分けもつかないらしい

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