イスラム教とユダヤ教双方の聖地「神殿の丘」(イスラム名ハラム・アッシャリーフ)にあるイスラム教礼拝所「アルアクサ・モスク」周辺などエルサレムの数カ所で7日夜、パレスチナ人とイスラエル治安部隊が衝突した。
イスラエル紙ハーレツは医療関係者などの話として、パレスチナ人205人、治安部隊17人が負傷したと報じた。
エルサレムでは、4月中旬にイスラム教のラマダン(断食月)が始まって以降、パレスチナ人とイスラエル治安部隊が連日衝突しており、この日は最多の負傷者数となった。
パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは7日夜、報復を宣言しており、緊張が高まっている。この日はラマダン最後の金曜日で、AP通信によると、約7万人が日没後に聖地周辺で礼拝をしていた。(共同)