大阪府内自治体、自宅療養や濃厚接触者らに独自支援 - 産経ニュース

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大阪府内自治体、自宅療養や濃厚接触者らに独自支援

大阪府富田林市が新型コロナ自宅療養者に提供する食料品や生活用品など
大阪府富田林市が新型コロナ自宅療養者に提供する食料品や生活用品など

新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない大阪府内だが、自宅療養している感染者や外出自粛を求められる濃厚接触者に対して、大阪府内の各自治体は独自の支援策を打ち出し始めた。

富田林市は、新型コロナウイルスに感染した自宅療養者の市民向けに生活支援する事業を始めた。最長2週間外出できなくなるため最低限必要な食品や生活用品を支援することで感染者をサポートする。

1世帯につき市職員2人を担当支援員として配置。感染者には、アルファ化米などの食品、キッチンペーパー、大人用も含むおむつといった生活用品や感染予防用品から、必要に応じたものを自宅に届ける。ゴミ出しや市役所手続きの代行なども要請があれば行う。

市危機管理室は「自宅療養者は外出制限となり、買い物やゴミ出しに行けないなど不自由を強いられる。支援により安心して自宅療養してほしい」と話している。市は対象となる感染者の相談に応じる専用ダイヤル(平日午前9時~午後5時)を設置したが、電話番号は対象者のみに保健所から伝える。

1日3食分の弁当無償提供も

松原市は、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者など外出しづらい経過観察者向けに、無償で1日3食分の弁当を提供する事業を始めた。家族が新型コロナに感染した濃厚接触者が、買い物に出かけられなくなるなどの不自由を余儀なくされることから、食事だけでも確保できるようにと実施を決めた。

新型コロナ陽性者は府から配食サービスが受けられるが、濃厚接触者は対象外となっている。このため、同居する家族が感染して濃厚接触者と認定された場合、外出できなくなって買い物や食事が困難となる可能性がある。

同市が今回、支援の対象としたのは、濃厚接触者と認定されて自宅で経過観察中の市民。1食600円の冷凍弁当を1日3回、経過観察中となる約2週間、配食会社から自宅に届ける。サービスの申し込み方法などは、対象者に保健所から伝える。

寝屋川市は、新型コロナウイルスの家庭内感染を防ぐため、感染者の宿泊療養先が決まるまでの間、感染していない家族らの緊急避難先として、市が借り上げるホテルや賃貸住宅を利用者負担なしで提供すると発表した。府内初の取り組みという。

市によると、市内のホテル10室、民間住宅10室を6カ月間契約する計画。開始時期は未定。賃貸料や家電使用料など約2520万円を補正予算で計上した。

PCR検査の陽性者は軽症や無症状の場合、保健所が指定する宿泊施設での療養となるが、調整がつくまでの3~5日間は自宅待機となることが多い。しかし家庭内では陽性者と陰性者の隔離が困難なケースがあり、「検査で陰性が確認された同居者向けに一時的な避難先を準備することにした」としている。