浪速風

禍は慎家の門に入らず

ゴールデンウイークが明け、マスク姿で通勤する人たち=6日午前8時17分、JR東京駅前(酒巻俊介撮影)
ゴールデンウイークが明け、マスク姿で通勤する人たち=6日午前8時17分、JR東京駅前(酒巻俊介撮影)

ゴールデンウイーク中、テレビの情報番組を見ていると、観光地や繁華街の人出について、最初の緊急事態宣言のときに比べて増えているとか、宣言前からあまり減っていないとか、といったニュースが毎日のように流れていた。密になっている映像とともに、マスク姿の観光客や買い物客が「思ったより多い」「ずっと我慢していたので…」などとインタビューに答える姿も目に付いた

▶どこか違和感を覚えた。ある番組に出演した西村康稔経済再生担当相は「できれば、頑張っている人に焦点を当てていただきたい」と訴えていた。確かに、外出を控えて巣ごもり中の人の声は、あまり取り上げられていなかったように思う

▶「禍(わざわい)は慎家(しんか)の門に入らず」という言葉がある。常に慎み深く暮らしている家庭には、災難は訪れない-という意味。コロナ禍も、そうであってほしいと願っている。宣言延長。感染を防ぐにはどうしたらいいか、一人一人がよく考えるべきではないか。