「たった2歳で死んだ息子のために…」 大津園児死傷事故から2年 男児の家族が心境語る

事故現場で献花し、手を合わせる野崎秀喜大津署長(左手前)ら=7日午前、大津市
事故現場で献花し、手を合わせる野崎秀喜大津署長(左手前)ら=7日午前、大津市

大津市の交差点で一昨年5月、車2台が衝突し、弾みでうち1台が信号待ちをしていた保育園児らの列に突っ込み、16人が死傷した事故から8日で2年。事故で男児=当時(2)=を亡くした家族が報道機関にコメントを寄せ、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で書類送検された直進車の女性(64)の不起訴処分を不服として、大津検察審査会に審査を申し立てた理由や現在の心境を語った。内容は以下の通り。

あの日から約2年…。

今でも悪い夢をずっと見ていて、目が覚めたら息子が元気に走り回っていて、「なんやー夢かー」「夢でよかったー」ってなるような不思議な気持ちのままここにいます。

でも2年経っても目が覚めません。現実だからです。

寂しいです。悲しいです。辛いです。

息子と一緒に平穏な生活をしていた頃の、日常のほんの当たり前の風景を思い出します。息子はラーメンが好きでした。熱くても冷めるまで待てずにフーフーしながら食べていました。

年長の子供たちと同じことをしたがる年ごろでもありました。お姉ちゃんと同じようにスイミングにも通いたいと言っていました。もう少し大きくなってから通わせるつもりでしたが、チャレンジさせてあげればよかったと後悔しています。

普通に成長していればいろんなことをやらせてあげられたはずですが、今となってはそれがかなわないことが悔しいです。

息子のお気に入りだった仮面ライダーのベルトは今も置いてあります。息子の持ち物で捨てたものはありません。まだ捨てる気にはならないです。

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