レトロな丸型ポスト 各地で修復進む 手がけるのは現役郵便局員(2/2ページ) - 産経ニュース

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レトロな丸型ポスト 各地で修復進む 手がけるのは現役郵便局員

 小沼さんらはこれまで、各地の赤色の丸型ポストの修復を手がけ、その数は40本にも及ぶ。特に、戦前に製造され現在も現役として使われている赤色の丸型は、全国で10本と希少価値が高いという。

 小沼さんたちが、希少な10本の最後に修復したのは、平家の落人(おちゅうど)伝説などで知られる栃木県日光市の湯西川温泉にある旅館「本家伴久」前で、今も使用されているポスト。大正時代に製造され、県内の現役としては最古だという。投函(とうかん)口に桜模様が施され、「郵便」の2文字は右からの表記と、製造された年代の古さをしのばせる。

 今回の修復は日本郵便関東支社や地元の郵便局などの協力も得て実現した。週末を利用して行われた作業は順調に進み、レトロなたたずまいはそのままに、鮮やかな赤色が復活した。

 小沼さんは「丸いポストは日本の郵便文化を後世に伝える希少なモノ。今後も保存活動を続けていきたい」と話している。