レトロな丸型ポスト 各地で修復進む 手がけるのは現役郵便局員(1/2ページ) - 産経ニュース

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レトロな丸型ポスト 各地で修復進む 手がけるのは現役郵便局員

レトロな丸型ポスト 各地で修復進む 手がけるのは現役郵便局員
レトロな丸型ポスト 各地で修復進む 手がけるのは現役郵便局員
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 かつては全国で見かけた赤色の丸型郵便ポスト。そのレトロでどこか人なつっこいたたずまいを守っていこうと、現役の郵便局員たちが修復・保存活動に取り組んでいる。4月には栃木県内で現在も使用されている戦前製の丸型ポストの修復作業が行われた。日本の郵便制度誕生から150年、東京・日本橋に初めて赤色の丸型ポストが設置されて120年の節目の今年、栃木県内現役最古というポストには塗料が丁寧に塗られ、製造された大正時代の鮮やかな赤色が蘇った。

 修復に取り組んでいるのは、佐倉郵便局(千葉県佐倉市)に勤める小沼隆行さん(53)ら有志。10年前の東日本大震災で同県沿岸部も津波による大きな被害があったことから、「地元を勇気づけられないか」と考え、丸型ポストの修復・保存活動を思い立った。

 今から150年前の明治4(1871)年4月に始まった日本の郵便制度。郵政博物館(東京)によると、制度開始当初に使用されていたのは、江戸時代の目安箱のような形をした木製の四角いポストだ。丸型ポストは34(1901)年に東京・日本橋に設置されたものが第1号。ポストの位置が目立つよう赤色に塗られ、素材は火事に強い鉄製、通行の邪魔にならないようにという配慮から円筒状の丸型が採用された。

 その後、赤色の丸型ポストは全国で設置が進んだが、昭和40~50年代ごろから次第に減少。29年に登場した四角いポストが、容量が多く収集しやすいという利点から主流となり、丸型ポストは44年に製造が中止された。