花田紀凱の週刊誌ウオッチング

〈820〉またも山尾志桜里議員の醜聞 

衆院内閣委員会で質問する国民民主党・山尾志桜里氏=2月1日、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)
衆院内閣委員会で質問する国民民主党・山尾志桜里氏=2月1日、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

 各誌ゴールデンウイーク特大号。中では『週刊文春』(5月6日・13日ゴールデンウィーク特大号)が特集、読み物、ともに充実している。

 スクープは左柱の「山尾志桜里 不倫弁護士の前妻が自殺していた」。

 ダブル不倫も、ま、しかたない。スクープした『文春』に対し、「むき出しの好奇心には屈しない」と言い放ったのは単なる強がり。スクープから3カ月もたたぬうちに2人そろって『婦人公論』に写真付きで出た破廉恥も、あきれ果てたのみ。

 だが、ぼくが山尾議員を人間として絶対に許せなかったのは病床にあった倉持麟太郎弁護士の前妻から子供まで取り上げたことだった。

 その前妻A子さんが〈昨年十月三日、自宅で自ら命を絶った〉という。

 一方の山尾議員は相変わらず今も、〈深夜まで倉持氏との逢瀬を重ね〉、『文春』はその逐一を徹底取材。

 山尾議員は、今、憲法問題などで積極的に動き、保守層の中にも評価する向きもあるが、ぼくは認めない。

 ワイドショーでは「紀州のドン・ファン」前妻逮捕でもちきり。NHKまでニュースで大きく取り上げていたのには驚いたが、『週刊新潮』(5月6・13日ゴールデンウイーク特大号)、『文春』両誌ともワイド特集で捜査が大詰めに来ているのを報じているのはさすがだ。

 『新潮』ではもう1本、「初の『女性総理』候補『野田聖子元総務大臣』の夫が『元暴力団』と裁判所に認定された全内幕」。野田氏の夫に名誉毀損で訴えられた『新潮』が勝訴したいきさつを詳細に書いていて興味深い。

 『新潮』が訴えられたときは報じた新聞なのに〈本誌が事実上の勝訴となったことを報じた社は皆無〉。

 『新潮』の怒りはもっともだ。

 総理の夫が元暴力団員では、さすがにまずかろう。『野田総理』の目は完全に消えた。

 『週刊朝日』(5・7-14合併号)のインタビューで北野武さんがワクチン接種に関し〈どうしておいらが若いやつより早いのか。その意味がわからない〉と語っているが、その通りだ。

  (月刊『Hanada』編集長)