野党、高まる五輪中止論 尾身会長の発言受け - 産経ニュース

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野党、高まる五輪中止論 尾身会長の発言受け

五輪マークのモニュメントと国立競技場(奥)=東京都新宿区
五輪マークのモニュメントと国立競技場(奥)=東京都新宿区

 東京五輪・パラリンピックの開催をめぐり、政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長が「議論すべき時期」と指摘したことを受け、野党から五輪の中止や見直しを求める声が相次いでいる。野党は連休明けの国会論戦などで、五輪開催とコロナ対策をめぐって政府への追及を強める構えだ。

 共産党の田村智子政策委員長は4月30日の記者会見で、「中止を含めた議論をすぐにでも行うことを求めたい」と述べた。開催した場合のリスクについても「医療や検査の態勢を(五輪に)取っていかれたら、国内の感染に対応ができなくなる」と主張した。

 尾身氏は28日の衆院厚生労働委員会で大会の開催に関し、「そのときになって判断するのでは遅い。いろんなことを今から考え、感染のレベルや医療の逼迫がどうなのかを考慮して、議論をしっかりやるべき時期に来た」と答弁した。

 国民民主党の玉木雄一郎代表も尾身氏の発言を受け、自身のツイッターで「五輪の実現可能性を客観的に検証する、医療関係者をいれた第三者機関をつくり議論を開始すべきだ」と訴える。(原川貴郎)