解読日本は「人権外交」に踏み出せ 勢い増す中国式「強権支配」 外信部次長・加納宏幸2021/5/1 08:00有料プラン記事コラムその他反応 本紙は2021年の世界で激化する「自由と強権」という価値観の衝突を最前線から報じてきた。緊張は高まり今や主戦場は人権問題である。日米や欧州は中国による新疆(しんきょう)ウイグル自治区や香港の弾圧、ミャンマーの国軍による抑圧に声を上げるが、中国などは聞く耳を持たず、強権支配を強める。「自由で開かれたインド太平洋」を提唱し、北朝鮮による拉致という重大な人権侵害も受けた日本こそ、権威主義国家に立ち向かう「人権外交」を主導すべきだ。◇迫害の連鎖…