香港民主派に相次ぎ厳罰 中国が批判の黄氏と戴氏

香港の裁判所での審理のため、収容施設を出る黄之鋒氏(手前)=3月(共同)
香港の裁判所での審理のため、収容施設を出る黄之鋒氏(手前)=3月(共同)

香港の裁判所は30日、中国の天安門事件犠牲者を追悼する昨年の無許可集会に参加した罪で、民主活動家、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏に有罪を宣告した。元香港大准教授、戴耀廷氏も同日、実刑判決を受けた2014年の大規模民主化デモ「雨傘運動」をめぐる裁判で上訴を棄却された。両氏を危険人物とする中国の習近平指導部は厳罰方針を示しており、その意向を反映した判決が相次いだ。

厳罰方針は黄、戴両氏に香港紙、蘋果(ひんか)日報創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏を加えた3人に向けられ、いずれも国家安全維持法(国安法)違反の罪でも起訴されている。(共同)

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