「紀州のドン・ファン」台所、掃除機から覚醒剤成分検出 - 産経ニュース

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「紀州のドン・ファン」台所、掃除機から覚醒剤成分検出

殺害された野崎幸助さんの自宅=4月28日、和歌山県田辺市(安元雄太撮影)
殺害された野崎幸助さんの自宅=4月28日、和歌山県田辺市(安元雄太撮影)

 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、野崎さん宅の台所や掃除機から覚醒剤の成分が検出されていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。和歌山県警は殺人と覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕した元妻、須藤早貴(さき)容疑者(25)が覚醒剤を入手して犯行に使ったとみており、関連を捜査する。

 捜査関係者によると、県警が野崎さんの死後、自宅を詳しく調べたところ、1階台所や掃除機から微量の覚醒剤が検出された。須藤容疑者は野崎さんが死亡した当日の夕食時、野崎さんに覚醒剤を摂取させた疑いがあり、この際に散らばった覚醒剤を掃除機で吸いとるなどした可能性があるという。

 須藤容疑者をめぐってはこれまでに、覚醒剤の売人と田辺市内で接触していた疑いがあることが分かっており、県警は野崎さんに摂取させた具体的な方法を調べている。

 一方、須藤容疑者が野崎さんから離婚を迫られていたことも判明。須藤容疑者は毎月100万円を受け取る条件で結婚していたといい、県警は離婚話が犯行のきっかけとなった可能性があるとみている。

 捜査関係者や野崎さんの知人によると、須藤容疑者は野崎さん死亡の約3カ月前の平成30年2月に結婚。野崎さんが毎月100万円を須藤容疑者に支払うことが、結婚の条件だった。

 しかし、須藤容疑者の東京滞在が多いことなどに不満を募らせた野崎さんが離婚を迫り、離婚届も用意。周囲にも「離婚しようと思っている」と漏らしていた。