妻に放ったプレゼント ロッテ・マーティン10号、リーグ一番乗り 

1回、ロッテのレオネス・マーティンが先制の2点本塁打を放ち笑顔でベンチに凱旋した=メットライフドーム(西武ドーム)(撮影・尾崎修二)
1回、ロッテのレオネス・マーティンが先制の2点本塁打を放ち笑顔でベンチに凱旋した=メットライフドーム(西武ドーム)(撮影・尾崎修二)

 ロッテが29日、西武を下した。

 リーグ一番乗りで10号に到達した。ロッテのマーティンが一回無死一塁、142キロの直球を右翼席へと運ぶ先制2ラン。「なるべく早く味方の投手を助けたかった。先制点が取れて本当によかった」と声を弾ませた。来日3年目で通算50号にも王手をかけた。

 この日は妻の誕生日。試合前に電話で「私のために1本打って」と頼まれた。約束通りプレゼントを放ち、「結果が出てよかった」と喜んだ。これが呼び水となり、チームは一回に4得点。試合を終始優位に進めた。

 本塁打数はリーグトップを独走中だ。球団で最後に本塁打王のタイトルを獲得したのは、1986年の落合博満氏までさかのぼる。「ホームラン打者ではないので数字のことは考えたくない。自分ができることを全力でして、ホームランが結果として出ているだけ」と無欲だが、球団35年ぶりの本塁打王の誕生に期待は膨らむ。

 4位転落の危機を免れ、井口監督は「(マーティンの一発は)大きいですね。初回に出るとああいう展開になる」と満足そうにうなずいた。嫌な流れを一振りで一掃できる本塁打の魅力は大きい。(神田さやか)