「鬼滅」缶コーヒーが大ヒット ダイドー社長に「次」聞く

「入社後、ずっと人事部で労働組合との窓口を担当しました。当時、経営が厳しくなる中で事業売却時に従業員の転籍条件をどうするかなどのやり取りをしました。一人一人の人生にかかわり、今の仕事にも影響しています」

--家業を継ぐ決心は?

「入社3年目に入るころ、(祖業である大同薬品工業)創業者の祖父が亡くなりました。家業の歴史を振り返る機会があり、父の富博ダイドードリンコ社長(現ダイドーグループHD会長)から『そろそろ手伝ってくれないか』と頼まれ、入社を決めました」

--ダイドー入社後の苦労は

「自販機に商品を設置し金銭を回収する担当者について回り、彼らが社を支えてくれていることを実感しました。雨の日に商品を入れた段ボール箱の底が抜けて道端に散乱したり、ホットとコールドの設定を間違えてアツアツの炭酸飲料が出て購入者からクレームが寄せられたりと失敗を経験しました」

--将来の夢は

「ダイドーの自販機が『社会のインフラ』と呼ばれるようにしたいです。飲料に限らず、置かれた場所に対応した商品を販売したり、おしゃべり機能など付加価値を搭載したりして、社会になくてはならない存在にしたいですね」

高松富也氏(たかまつ・とみや)京都大経卒。平成13年三洋電機。16年ダイドードリンコ。副社長を経て平成26年社長。29年1月ダイドーグループホールディングス(HD)社長、ダイドードリンコ社長。令和3年4月からダイドーグループHD社長、ダイドードリンコ取締役。奈良県出身。

さらに詳しいインタビューの内容は、4月30日と5月7日の午後9時から放送のラジオ大阪「週末ワイド ラジオ産経」(FM91・9メガヘルツ、AM1314キロヘルツ)で。

会員限定記事会員サービス詳細