「鬼滅」缶コーヒーが大ヒット ダイドー社長に「次」聞く

「私も常日頃、アイデアを出しています。『おしゃべり機能』を搭載した自販機は関西弁や博多弁、英語、中国語などをしゃべります。あるタクシー会社の事務所では、社長さんの声で『今日も安全運転で頼むよ』などのメッセージを伝えます。当社内の自販機は、僕の声で『今日も一日頑張ろう』『健康管理に気を付けてね』と従業員に語りかけています」

--手を触れずに購入できる自販機も話題だ

「今年度から本格展開します。顔認証で購入できる自販機は、(事前に自分の顔写真やクレジットカード情報を登録すれば)手ぶらで決済できるため、財布やスマートフォンを持ち込めない企業の工場や事業所からの引き合いが多いです」

--傘下のダイドードリンコなど飲料事業にかかわる従業員約2400人に5万円の「特別感謝金」を支給した

「最前線で仕事をやってくれた社員に何とか報いたかったし、コロナでボーナスが減っていたので、少しでも補えればと考えました」

--平成22年、東京にあったマーケティング関連の部門を大阪に集約した

「当時、商品の企画や開発は東京、本社の管理部門は大阪に分かれていましたが、連携が図れませんでした。東京は情報面などの利便性は高いが、埋もれてしまう。関西の飲料メーカーとして最初に名前が挙がる位置づけを目指した方がよいと判断しました」

--創業家出身として若いころから後を継ぐ考えはあったのか。京都大を卒業後に三洋電機に入社した

「当初は自分のやりたいことをという思いがありました。大学在学中は文系ですが、パソコンを自作するなど機械が好きでした。就職活動中、モノづくりをしている家電メーカーがいいと思い、三洋はアットホームな社風で自分にマッチしていると感じました」

--三洋時代、思い出に残った仕事は

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