NHKは27、28日、来年に放送する大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の追加キャストを発表した。後白河法皇の寵姫、丹後局(たんごのつぼね)役で女優の鈴木京香さん、奥州の覇者である藤原秀衡(ひでひら)役として俳優の田中泯(みん)さんが出演する。
鈴木さんは番組の公式ツイッターで、オファーを受けてから「資料を読み漁り、その時代には珍しく政治に積極的に関わった女性だったと知りました」とコメントを発表。「今はもう彼女の大ファンです! 丹後局として撮影に参加できる日を、心待ちにしています」と意欲を見せた。
このほか、女優の江口のりこさんが源頼朝の愛人である亀、俳優の八嶋智人(のりと)さんが甲斐源氏の棟梁(とうりょう)である武田信義、俳優の佐藤B作さんが頼朝に仕えた三浦義澄(よしずみ)、歌舞伎俳優の市川染五郎さんが頼朝の娘の婚約者、木曽義高を演じる。
ドラマは三谷幸喜さんが脚本を担当し、小栗旬さんが北条義時役で主演する。鎌倉幕府を創設した頼朝の死去後、家臣団の中で義時が権力を手中にしていく物語を描く。