タテカン撤去、京大を提訴 組合「表現の自由侵害」

京都地裁
京都地裁

 景観に関する条例に違反するとして京都市から指導を受け、京都大が立て看板(通称タテカン)を撤去するのは表現の自由の侵害として、京大職員組合は28日、京大と市を相手取り、慰謝料など550万円の支払いを求めて京都地裁に提訴した。

 訴状によると、組合は遅くとも昭和35年から、キャンパス内外にタテカンを設置。市が京大に屋外のタテカンが条例違反と指導すると、京大は平成30年5月以降、道路に面した組合のタテカンを2度撤去した。

 原告は、表現行為を不当に制限する撤去を違憲と指摘。大学と一般の店舗などの区画を同一に扱った市の行政指導は平等原則に反すると主張している。原告は訴訟費用をクラウドファンディングで募集し、170万円以上が集まった。

 京大と市は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。