【藍綬褒章】栃木・矢板市消防団副団長、金井公利さん「人のつながりに感謝」 - 産経ニュース

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栃木・矢板市消防団副団長、金井公利さん「人のつながりに感謝」

藍綬褒章・矢板市消防団副団長・金井公利さん
藍綬褒章・矢板市消防団副団長・金井公利さん

 29日付で発令される「春の褒章」が発表され、栃木県からは11人が受章する。内訳は、黄綬褒章2人▽紫綬褒章1人▽藍綬褒章8人。藍綬褒章を受章する矢板市消防団副団長、金井公利さん(56)に喜びの声を聞いた。

 消防団活動を33年間続けてこられたのは「色々な人の助けがあったから。同じ目標を持つ『人のつながり』に感謝している」と、喜びをかみしめる。

 本職は建設業。市外の工事現場で一報を受け、火災現場へ1時間かけて駆け付けたことも少なくない。4年前から副団長として6分団約360人のまとめ役を担う。「団員の安全を第一に、消防本部との密な連携を心がけている」という。

 東日本大震災では、断水地域での給水活動が数週間続いた。一昨年の台風19号では、氾濫地域に取り残された人の救助に向かった。「栃木県は自然災害が少ないといわれるが、決してそんなことはない。日頃から防災意識を備えてほしい」と呼びかける。

 他の地域と同様に、担い手不足に悩む。そんな中で加入してくれた団員は大切にしたい。昨年は消火技術を競う操法大会が新型コロナウイルスの影響で中止となったが、今年は士気を高めるためにも小規模の競技会を開こうと考えている。

 「同じ街に暮らしていても、消防団に入らなければ出会わなかった人たちがいる」。地元の安全を守るやりがいを、多くの若者と分かち合いたいと願う。(山沢義徳)