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産経抄

4月28日

 7年前に77歳で亡くなった作家の赤瀬川原平さんは終戦直後、航空隊の空き地に放置された戦闘機に乗ったことがある。大人になって電話ボックスに入ると、その時の記憶がよみがえった。目の前の機械を操作すると「密室から話がびゅっと、何十キロも飛んで行く」(『昭和の玉手箱』)。

 ▼昭和の新聞記者にとって、公衆電話は仕事道具の一つだった。締め切り間際に記者会見が終わると、他社の記者と奪い合った。頭の中で出来上がった原稿を電話の向こうの同僚に書き取ってもらう。弁慶が白紙の巻物を本物の勧進帳のように読み上げる歌舞伎の一場面から、「勧進帳」と呼ばれていた。

 ▼平成に入ると、携帯電話の普及によって、公衆電話は次第に影が薄くなっていく。それでも時折、大きな手柄を立ててきた。たとえば、埼玉県朝霞市で平成26年に誘拐された女子中学生が2年後に解放された事件もその一つである。女子生徒は監禁していた男の隙をみて、駅の公衆電話から110番通報した。

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