「紀州のドン・ファン」 元妻を殺人容疑で逮捕 認否明らかにせず - 産経ニュース

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「紀州のドン・ファン」 元妻を殺人容疑で逮捕 認否明らかにせず

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた男性が死亡し、元妻が逮捕された事件で会見する和歌山県警幹部ら=28日午前11時5分、和歌山県田辺市 (安元雄太撮影)
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた男性が死亡し、元妻が逮捕された事件で会見する和歌山県警幹部ら=28日午前11時5分、和歌山県田辺市 (安元雄太撮影)

 平成30年5月、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、和歌山県警は28日、殺人と覚醒剤取締法違反の疑いで野崎さんの妻だった須藤早貴(さき)容疑者(25)=東京都品川区=を逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は30年5月24日、野崎さん宅で、何らかの方法で野崎さんの口から覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒で死亡させたとしている。捜査関係者によると、須藤容疑者は事件前にインターネットで覚醒剤について調べており、県警は須藤容疑者が覚醒剤を入手したとみて詳しい殺害方法などを調べる。

 須藤容疑者は死亡の約3カ月前に、野崎さんと結婚したばかりだった。県警は28日、田辺署で記者会見し逮捕容疑などを説明。犯行動機については「現時点では確定的なことを申し上げることができない。捜査で明らかにする」とした。

 野崎さんは平成30年5月24日夜、自宅で倒れているのが見つかった。死亡推定時刻は午後9時ごろで、その前に須藤容疑者と野崎さんが2人きりになった時間帯があったという。

 防犯カメラの映像から、県警は何者かが外部から侵入した可能性は低いとみて、須藤容疑者と覚醒剤との接点などを捜査。28日朝に東京都内の自宅で逮捕し空路で田辺署に移送した。

 田辺市によると、野崎さんの遺産約13億円を全て市に寄付するとの遺言書を確認。弁護士が資産評価し、配偶者との分配を協議するとしていた。野崎さんの親族は、遺言書の無効確認を求め和歌山地裁に提訴している。