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池袋暴走事故 被告人質問詳報

(4)完「ペダル踏み間違えた記憶、一切ない」強い調子で否定

《飯塚被告は「右足を持ち上げて目視した」と話すが、検察官は「走行しながら確認するのは一瞬の判断が必要」とし、さらに畳みかける》

検察官「歩くことに支障はないが、膝をとっさに上げられないから、杖(つえ)をついているのではないか」

飯塚被告「そんなことはない」

検察官「とっさに踏み出しにくいという話をしなかったか」

飯塚被告「した」

検察官「一瞬の間に、右足を持ち上げることはできるのか」

飯塚被告「問題ない」

《何度か答えに詰まりながらも、飯塚被告は検察官の質問にはっきりとした声で応じる》

検察官「『踏み間違いをしなかったとはいえない』と発言があった」

飯塚被告「警察(の取り調べ)ではあった」

検察官「この場でもう一度、聞く。踏み間違えた記憶はないか」

飯塚被告「警察署では、何度も聞かれたのでそういう表現になった。踏み間違えたという記憶は一切ない」

検察官「客観的に話を聞いて、やっぱり自分が間違えていたのかな、という気持ちはないのか」

飯塚被告「ありません」

《検察官からの質問に応じた中で、最も強い口調でそう答えた飯塚被告。検察側の質問は、免許の返納や認知機能低下についてに移る》

検察官「加齢による能力の低下を感じなかったか」

飯塚被告「認知機能に問題はない。運転に関しては問題ないと思っていた」

検察官「事故までに計5回、車を修理している。車に傷をつけたからではないか」

飯塚被告「車の使用頻度が上がったので」

検察官「平成30年春から、杖を1本から2本に増やしている。運動能力の低下と思わなかったか」

飯塚被告「2本の方が安全だった」

検察官「車の購入の際、『運転、大丈夫ですか』と聞かれている。人から心配されるのに、返納を考えなかったのか」

飯塚被告「杖をついていたら、心配されるのは当たり前と思う」

《ここで検察官からの質問が終了。すると弁護側が「4つ確認したい」と、再度質問を始めた》

弁護人「私が飯塚さんに初めて会った日は」

飯塚被告「事故後の4月何日か」

弁護人「どこで会ったか」

飯塚被告「病院」

弁護人「打ち合わせをして記憶の内容を整理し、(公判で)その通りの内容を話した」

飯塚被告「はい」

弁護人「足の踏み出しが悪いと先ほど言っていたが、どのような姿勢だと踏み出しが難しかったのか」

飯塚被告「長い間立っていたときに踏み出しが悪くなる」

弁護人「立っている状態か」

飯塚被告「例えば、信号が赤から青になるのを待っている状況だと踏み出しが悪くなった」

弁護人「座っているときは」

飯塚被告「全く感じなかった」

弁護人「立ってるときだけ起こるのか」

飯塚被告「そうです」

《飯塚被告の発言を受け、法廷内が少しざわついたが、弁護人は質問を打ち切った。裁判長は、検察側の追加質問の内容を確認した上で次回期日を6月21日に指定し、この日の審理は終了。飯塚被告は、弁護人に車いすを押されて退廷した》

=終わり

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