池袋暴走事故 被告人質問詳報

(2)「エンジンが高速回転」「ブレーキいっぱい踏んだ」

《飯塚被告は、車を運転する前のルーティーンとして、いつも自分の足でブレーキが作動するか安全確認しており、「事故当日もチェックして異常はなかった」と話した。弁護人は、事故現場となった東池袋交差点付近での運転内容について、詳細に確認していく》

飯塚被告「(左カーブを曲がる際に)ブレーキを断続的に踏んだと思います。(車の速度は)40~50キロあったと思う。思ったより速いスピードで曲がってしまった」

《弁護人は、事故現場の見取り図を取り出して法廷内のモニターに映し出し、どのように走行したか、飯塚被告にルートを赤線でひかせた。飯塚被告が「もう一度お願いします」と、質問を聞き直す場面もあった》

弁護人「左カーブを曲がった後、車に何か起きたか」

飯塚被告「エンジンが異常に高速回転しました。左に寄りすぎて、ガードパイプと思われるものに接触しました」

《車はガードパイプに接触後、約150メートルにわたり暴走。次々に横断歩道上の歩行者らをはねたとされている。接触後にアクセルペダルを踏んだかとの弁護人の問いかけに対し、飯塚被告は力強く「ありません」と答えた》

弁護人「車にはどのような不具合があったか」

飯塚被告「アクセルペダルを踏んでいないのにエンジンが高速回転しました。車が制御できないのかと思って非常に恐ろしく感じ、パニック状態になったと思う」

《飯塚被告は、乗用車が暴走している最中に、アクセルペダルを確認したと主張。「床に張り付いているように見えました」と話した》

飯塚被告「前方に交差点が見えて、赤信号とご婦人が右から左に渡っているように見えました。ブレーキをいっぱい踏みましたが、減速しませんでした。車が加速になってしまい、非常に驚いてしまいました。何か大きなものにぶつかったように思いました」

弁護人「そのとき、右足はどこにあったか」

飯塚被告「ずっとブレーキペダルを踏んでいたと思います」

■(3)自転車の母子「乳母車に見えた」「悲惨な事故、重く受け止める」にすすむ

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