「エンジンが異常回転」池袋暴走事故被告人質問、被告は過失なし強調 - 産経ニュース

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「エンジンが異常回転」池袋暴走事故被告人質問、被告は過失なし強調

池袋暴走事故の実況見分に立ち会う飯塚幸三元院長(中央付近)=令和元年6月13日午前、東京都豊島区(納冨康撮影)
池袋暴走事故の実況見分に立ち会う飯塚幸三元院長(中央付近)=令和元年6月13日午前、東京都豊島区(納冨康撮影)

東京・池袋で平成31年4月、乗用車が暴走し2人が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(89)の公判が27日、東京地裁(下津健司裁判長)で開かれ、初の被告人質問が行われた。事故直前の状況を問われた飯塚被告は「アクセルを踏んでいないのにエンジンが異常に高速回転した」などと述べ、自身の過失はないと強調した。

弁護側の質問に対し、飯塚被告は「事故当日もブレーキの作動を確認し、異常はなかった」と説明。車が暴走した際に「パニック状態になったと思う」と認めたが、アクセルペダルを目視で確認したと主張し「(ペダルが)床に張り付いているように見えた」と振り返った。

これに対し検察側は、ドライブレコーダーの映像と飯塚被告の証言に食い違いが複数あると指摘。アクセルとブレーキを踏み間違えた可能性を改めて問いただしたが、飯塚被告は「踏み間違えたという記憶は一切ない」と断言した。

6月21日に行われる次回公判では、事故で妻と3歳の長女を亡くした松永拓也さん(34)らが、被害者参加制度を利用して被告人質問を行う予定。