五輪組織委、看護師500人の確保を依頼 

 東京五輪・パラリンピック組織委員会が大会時の医療スタッフとして、日本看護協会に対し約500人の看護師確保を依頼したことが26日、明らかとなった。武藤敏郎事務総長は同日の理事会後の会見で「地域医療に悪影響を与えないようにするのが大前提。勤務時間やシフトのあり方など、もっとも対応可能なやり方を相談していきたい」と理解を求めた。

 大会に関わる医療スタッフは2月時点で、1人5日の参加を前提に計約1万人を確保する計画だった。観客数の上限に応じ変動する可能性もある。

 理事会ではまた、新型コロナウイルス対策の実行にあたり具体的な助言を得るため、感染症の専門家ら6人の有識者による会議体を設置したことを報告した。30日に初会合を開く。武藤氏はコロナ対策をまとめた「プレーブック」第2版を28日に公表する方針も明らかにした。

会員限定記事会員サービス詳細