ANA、CO2実質ゼロ目標 廃油の再生燃料活用

 ANAホールディングスが2050年度に二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロとする目標を設定したことが26日、分かった。廃油など非化石資源由来のジェット機燃料の活用を柱とし、燃費の良いエンジンを搭載した最新機材への更新も寄与する。日本航空は既に同じ目標を表明しており、航空大手2社で脱炭素社会に向けた具体的な取り組みが出そろった。

 ANAはCO2排出量を50年度までに05年度比で半減させるとした従来の計画を見直した。航空機は電車など他の交通手段と比べCO2排出量が多く、飛行機で移動することを非難する「飛び恥」という言葉も生まれ、対策が喫緊の課題だ。

 ANAはフィンランドや米国のジェット機燃料の製造会社と提携し、CO2排出量を減らせる燃料の調達を進める。航空機の再生燃料はSAF(持続可能な航空燃料)と呼ばれ、通常のジェット機燃料に混ぜて使われる。