渋谷区、副業人材を11人採用 ベンチャー支援などに従事 - 産経ニュース

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渋谷区、副業人材を11人採用 ベンチャー支援などに従事

採用された副業人材と一緒に記念撮影に応じる渋谷区の長谷部健区長(写真左)=26日、東京都渋谷区の渋谷区役所(松村信仁撮影)
採用された副業人材と一緒に記念撮影に応じる渋谷区の長谷部健区長(写真左)=26日、東京都渋谷区の渋谷区役所(松村信仁撮影)

 東京都渋谷区は26日、公募で採用した11人の副業人材の就任式を渋谷区役所で開いた。東京23区での副業人材の活用は渋谷区が初めて。採用した11人は今後、「スタートアップ」と呼ばれる創業初期のベンチャー企業への支援、デジタル技術による事業変革を意味する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」関連の業務などで活躍する。

 区が人材サービスのYOUTRUST(ユートラスト、同区)を通じて2月5~28日に公募したところ、国内外から692人の応募があった。採用された11人は起業経験者や海外在住者も多く、「起業しやすい環境を作りたいといった社会課題の解決に向けて強い熱意を持っている」(田坂克郎・渋谷区グローバル拠点都市推進室長)ことが採用の決め手となった。

 長谷部健区長は同日の就任式で「選外となった人の中にも優秀な人材が多く、これで縁が切れてしまうのはとてももったいない」と話し、YOUTRUSTと共同で副業人材に関するデータベースを構築。区の行政課題に多くの副業人材が活躍できる場を作る考えを明らかにした。

 新型コロナウイルス流行に関する緊急事態宣言の発令に加え、採用した人の中には海外を拠点とする人もいることから、式はオンラインで実施した。

 IT(情報技術)系の大手企業が集積する渋谷区には、数多くのベンチャー企業も集まっている。そうした立地特性をいかし、渋谷区はベンチャー企業が活躍できる環境づくりに取り組んでおり、日本で起業を目指す外国人を対象とした1年間の「スタートアップビザ」の取得支援などに乗り出している。