稲見、パット改善で今年4勝目「勝てるだけ勝ちたい」 フジサンケイL

【女子ゴルフ フジサンケイレディスクラシック】<最終日> 4番 ティーショットを放つ稲見萌寧  =川奈ホテルGC富士コース(撮影・長尾みなみ)
【女子ゴルフ フジサンケイレディスクラシック】<最終日> 4番 ティーショットを放つ稲見萌寧  =川奈ホテルGC富士コース(撮影・長尾みなみ)

女子ゴルフの第39回フジサンケイレディスクラシック最終日(フジテレビ、産経新聞など主催)は25日、静岡県川奈ホテルGC富士(6439ヤード、パー71)で行われ、21歳の稲見萌寧(もね)が2位から5バーディー、1ボギーの67で回り、通算12アンダーで優勝した。

今年に入り「定位置」となりつつあるスコアボードの1番上も、今回は格別だったに違いない。同一シーズンとなる昨年の1勝を含め、稲見が優勝したここ4大会はいずれも無観客。観客から大きな拍手で祝福されたのは、2019年7月の初優勝以来だ。「私はギャラリーが多ければ多いほど楽しんでプレーできる。応援が最後の後押しをしてくれた」。川奈の新女王となった21歳は、とびきりの笑顔を見せた。

1、2番で連続バーディーを奪って首位に立つと、その後は1打差で追う前回覇者、申とのつばぜり合いが続いた。勝負を分けたのは14番。申がパーパットを外してボギーとすると、近い位置からのバーディーパットを控えた稲見は「ラインが分かって、しっかり打てた」。4つ目のバーディーで元世界ランキング1位を突き放し、第2打を奥の崖下に落とした15番(パー4)もボギーでしのいで流れを引き渡さなかった。

もともとショットの正確性は高く、19年には史上最高のパーオン率も記録した。今年はコーチの助言で右脇を少し開けるようにパッティングフォームを見直したところ、19年は43位だった平均パット数が7位まで上昇、無双状態が続いている。シーズン獲得賞金は早くも1億円を突破したが、練習の虫は「基本休みは取らない。勝てるだけ勝ちたい」と貪欲に話した。(奥村信哉)

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