【書評】『マエストロ、ようこそ』広渡勲著、上坂樹編集協力 - 産経ニュース

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書評

『マエストロ、ようこそ』広渡勲著、上坂樹編集協力

『マエストロ、ようこそ』広渡勲著、上坂樹編集協力
『マエストロ、ようこそ』広渡勲著、上坂樹編集協力

 「彼を友人とすることは私の最大の誇りの一つ」。ピアニスト、指揮者として世界の音楽界を牽引(けんいん)するダニエル・バレンボイムがそう語る舞台芸術・バレエ団プロデューサー、広渡勲氏ほど広範な人脈を持つ劇場人もいまい。

 その広渡氏が著名人との交流を中心に、成功も失敗も含め、ありのままの体験をつづった。コロナ禍で各国の劇場が存続の危機に立たされるなか、氏が「偉大な舞台芸術」というオペラ復活ののろしとなることを念じて劇場の奥深い魅力を世に問う。6月に来日し、ピアノリサイタルを開くバレンボイムとの交流も一読の価値がある。(音楽之友社・2200円)