「自民に活」「裏切られた」広島再選挙で有権者

参院広島再選挙で、間隔を空けるため一部の記載台が使用禁止となった投票所=25日午前、広島市
参院広島再選挙で、間隔を空けるため一部の記載台が使用禁止となった投票所=25日午前、広島市

 公選法違反(買収)事件で有罪となった河井案里前参院議員(自民離党)の当選無効に伴う参院広島再選挙は25日、投開票された。一票を投じた有権者からは「買収事件は許されない」と「政治とカネ」の問題を重視する声が多く聞かれた。

 広島市東区の男性(76)は「若いパワーで自民党を変えて」と自民新人の西田英範氏(39)=公明推薦=に投票。同市西区の30代主婦は「野党は演説で自民の批判ばかり」と嫌気がさした様子で、「改革を訴えた自民に期待する」と話した。

 事件が発端となった再選挙だけに自民党に対して厳しい態度を示す有権者は少なくなかった。

 同市佐伯区の男性会社員(56)は事件について「裏切られた」とした上で「(私は)もともと保守派だが、世の中を変えていかないといけない」と野党候補に票を投じたという。同市中区の元会社役員の男性(65)も「自民に活を入れたかった」とし、同市安佐南区の男性会社員は「自民は緊張感が足りない」と苦言を呈した。

 これに対し、同市中区のパート女性(65)は「子育て支援に力を入れてほしい」と、子育て・障害者支援を訴えた諸派新人の宮口治子氏(45)=立憲民主、国民民主、社民推薦、共産支援=を支持。同市西区の女性会社員(57)は「障害者への支援対策を充実させて」と宮口氏に投票したという。