JR脱線事故から16年 ろうそくで「追悼のあかり」

ろうそくを灯して浮かび上がった「2005.4.25 わすれない」の文字=24日午後、兵庫県尼崎市(沢野貴信撮影)
ろうそくを灯して浮かび上がった「2005.4.25 わすれない」の文字=24日午後、兵庫県尼崎市(沢野貴信撮影)

 乗客106人が死亡、562人が重軽傷を負った平成17年のJR福知山線脱線事故から25日で16年。兵庫県尼崎市の事故現場にある追悼施設「祈りの杜(もり)」で24日夜、ろうそくを灯して犠牲者をしのぶ「追悼のあかり」があった。

 事故の風化を防ごうと、遺族らでつくる実行委員会が平成27年から実施。遺族や関係者らの交流の場にもなっていたが、新型コロナウイルスの影響で昨年に続き主催者のみで開催した。

 午後4時ごろ、筒に「安全な鉄道を」「心からご冥福を」などのメッセージを記したろうそくを丁寧に配置。約600本に火が灯されると、「2005・4・25 わすれない」の文字が浮かび上がった。

 主催者で、事故で義弟を亡くした上田誠さん(54)=大阪府八尾市=は「鉄道会社はコロナ禍で厳しい経営状況にあるが、安全にかかる費用は削減しないでほしい」と訴えた。

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