朝晴れエッセー

ごはんの行方・4月24日

おうちごはんが3食になって約1年。今までは別々に食べていた昼ごはんまで家族で食べることになって、本当に献立を考えるのが悩ましい日々です。

そんな折、体重が気になるようになり、新しい体重計を購入しました。新しい体重計ではいろいろな数値が測れます。BMI、体脂肪率、筋肉量に基礎代謝、体内年齢まで。

家族で同じ物を食べているはずなのに、なぜか主人も息子2人も痩せ形なのです。体重計の数値は体形の通りで、62歳の主人の体内年齢は47歳。そして私はなんと64歳。

着ていた洋服のせいだろうと、もう一度お風呂上がりに下着一枚でリベンジすると54歳。ホッとしました。年相応でした。

原因は基礎代謝の違いでした。同じ物を食べても、主人も息子たちも息をしているだけで消費していくらしいのです。考えを変えれば、食べなくても一番長生きできるのは私ということになるのですが、何だか複雑な気持ちになる体重測定でした。

一生懸命作ったごはんの大半が息をするためだけに使われていたなんて、報われない気持ちになります。

それでも、私は家族が息をして、内臓を動かして、生きてゆくために明日もごはんを作りたいと思います。一日も早く元どおりの生活が戻ってくることを願いながら。

島裕子 54 兵庫県西宮市