菅首相記者会見詳報

(5)「人流制約、大変申し訳ない」

4都府県へ緊急事態宣言を発令し会見で国民にさらなる協力を呼びかける菅義偉首相=23日午後、首相官邸(春名中撮影)
4都府県へ緊急事態宣言を発令し会見で国民にさらなる協力を呼びかける菅義偉首相=23日午後、首相官邸(春名中撮影)

 --蔓延(まんえん)防止等重点措置の対象地域の国民の自粛疲れはピークに達している。首相はこのような国民感情にどのように向き合い、どのように協力を求めていく考えか

 「冒頭申し上げましたけれども、宣言の発出に当たり、再び多くの方にご迷惑をおかけします。特に、政府の緊急、この今日までの対策にご協力いただいて、自らさまざまな対策をとってきてくれた方、また、そしてクラスターの発生をしていない、そうした方にもですね、今回、その人流を止めるために制約を強いられる結果になったことについて、大変申し訳なく思っております。感染対策を実効あるものにしていくためには、そうした皆さんにも、再度協力をお願いしなきゃならない。このことについて、私、先ほど申し上げた通りであります。

 ただ、そこもできるだけ短い期間と思いまして、このゴールデンウイークというこの休みの期間を活用させていただいてですね、短期にそうした人流を止めさせていただきたい、そういうふうに思ってます。こうしたこの新しい、今日発出をしました感染、緊急事態宣言対策にもですね、国民の皆さんにぜひ、もう一度ご協力お願いしたい。そういう思いであります。先生、尾身会長からもよろしいでしょうか」

 尾身茂政府新型コロナウイルス分科会長「先ほど、重点措置を発出するから、今回3回目の緊急事態宣言になったということですけど、私は、これは、この感染症は、実はゼロにすることは、感染の、ゼロにすることできないので、前から、以前からリバウンドが起きるということを申し上げてきました。

 従って、これからも私は、リバウンドの予兆を早く見つけるということを実は、4月15日に私ども分科会は、なるべく早く予兆を見つけて、重点措置など強い措置を打つタイミングについて、前より踏み込んだ提案をさせていただいたので、これからまた必ず一度下がっても必ずきますから、それが大きな医療の逼迫(ひっぱく)にならないように、早く、特に重点措置については、機動的に先手を打つということで、ぜひ、私どもが提案させていただいた、タイミングを打つ指標というのを作りましたから、それを各自治体は参考にして頂ければと思います」

 --通勤者の削減を要請ではなく、確実に担保する新たなカードの必要性について感じるか

 「職場内で感染拡大が進んでいることも事実であります。人の流れを止めるためにも、テレワークの徹底を含めた職場での感染対策も、ここが極めて重要だと思います。こうした観点から、今ご指摘をいただいたことも一つの考え方だというふうに思います。

 まずは、テレワークの、休暇、その活用によるそうした環境をもう一度私ども、改めて経済界、いろんな会社の皆さんにもお願いをして、まずここは緊急の中でテレワークの実施をお願いさせていただく、そういうことになっております。

 当初、この緊急事態宣言を行ったときは、7割ものテレワークの方がいらっしゃいました。そういう状況でありましたので、もう一度今回、改めてお願いをさせていただきたいと、こういうふうに思います」