インド型二重変異株、国内で5件 官房長官が説明

会見に臨む加藤勝信官房長官=22日午前、首相官邸(春名中撮影)
会見に臨む加藤勝信官房長官=22日午前、首相官邸(春名中撮影)

 加藤勝信官房長官は22日の記者会見で、インドで発見されている、1つの新型コロナウイルスで2つの変異が起きる「二重変異株」について「国立感染症研究所によると、わが国では5件確認されている。この変異株に関する情報収集、評価分析を進めるとともに、水際対策の強化、変異株に対する監視体制の強化を通じて感染拡大防止対策を徹底していきたい」と述べた。

 加藤氏は二重変異株について「昨年末にインド国内の2州で初めて確認されて以降、インド国内で患者の割合が増加している」と指摘。その上で「感染性を高めたり、ワクチンの効果に影響を与えたりする可能性があることなどの見解を(国際保健機関が)公表したことは承知している」と説明した。

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