日本電産・永守会長がCEO退く 日産出身・関社長に権限委譲 - 産経ニュース

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日本電産・永守会長がCEO退く 日産出身・関社長に権限委譲

日本電産の最高経営責任者(CEO)を退いた永守重信会長=22日
日本電産の最高経営責任者(CEO)を退いた永守重信会長=22日

 日本電産は22日、関潤社長が最高経営責任者(CEO)を兼務する人事を発表した。これまで創業者の永守重信会長がCEOを兼務してきた。関氏が経営責任を持って意思決定を速め、永守氏は代表権を持つ会長として中長期的な経営に専念する。6月の株主総会と取締役会で正式決定する。

 永守氏は同日開催した決算説明会で、関氏やグループ会社の社長に権限委譲を進めるとし、「自分は会社の将来など本来の経営トップの仕事に専念する。関社長には結果責任を持って業績確保に全力を上げてもらう」と述べた。

 日産自動車のナンバー3だった関氏は永守氏から招かれ昨年4月、社長に就任し、日本電産が注力する電気自動車(EV)などの車載向けや家電・商業・産業向けのモーター事業を担当。新型コロナウイルス禍の中で固定費削減や原価改善にも取り組んできた。

 関氏は今後の経営体制について、「永守会長と二人三脚で2030年までに売上高10兆円を目指すため、どういうフォーメーション(編成)がいいのか考えていく」とした。

 同社が同日発表した令和3年3月期連結決算は売上高が前期比5・4%増の1兆6180億円で過去最高となり、本業のもうけを示す営業利益は47・4%増の1600億円。巣ごもり需要やテレワークの拡大で家電やパソコン、ゲーム機向けのモーターが売り上げを伸ばした。