料理と酒

青森県八戸のせんべい汁

青森県南部地方に伝わるせんべい汁。江戸時代から食べられてきた郷土料理です。鶏肉や根菜、キノコ類をしょうゆベースの汁で煮込み、せんべいを割り入れます。せんべいは小麦粉を焼いた南部せんべいですが、ゴマを乗せたものではなく、専用の「おつゆせんべい」と言われるものを使います。少しの塩味で、煮込んでも溶けにくく、出汁をふくませるとトロンとしてもちもちとした食感になります。

「八戸せんべい汁」はB級グルメの祭典2012年の「第7回B―1グランプリ」でゴールドグランプリを受賞しました。今では八戸市内の飲食店を中心に約200店舗が提供するほど庶民の味として定着しています。

青森県は酒どころ。独自の酒米「古城錦」から「華吹雪」「華想い」など改良も進んでいます。せんべい汁と青森の日本酒で一杯やるのもおつなものです。(速水裕樹)

【材料】

南部せんべい…………4枚

鶏モモ肉………………300g

ゴボウ…………………1本

ニンジン………………1本

レンコン………………1個

ネギ……………………1本

干しシイタケ…………10g

昆布とカツオの出汁…800cc

しょうゆ………………大さじ3

酒………………………大さじ2

みりん…………………大さじ2

砂糖……………………小さじ2

【作り方】

1.ゴボウは洗ってななめ切りに。ニンジンは皮をむいて拍子切りに。レンコンは皮をむいて輪切りに。ネギはななめ切りにする

2.鍋に昆布とカツオの出汁、干しシイタケ、ゴボウ、レンコン、ニンジンを入れて火をつけ15分煮込む

3.鶏モモ肉をひと口大にカットし入れる。砂糖、酒、みりん、しょうゆを加えて3分煮込む

4.ネギと南部せんべいを加え1分煮込み火を止める

5.器に盛り付けてできあがり

会員限定記事会員サービス詳細