防災缶詰、コロナ下の家飲みアイテムに、高知(1/2ページ) - 産経ニュース

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防災缶詰、コロナ下の家飲みアイテムに、高知

ビール会社の製品とコラボした防災缶詰の新商品
ビール会社の製品とコラボした防災缶詰の新商品

 今年で10年を迎えた東日本大震災も世の中を大きく変えたが、世界中が一度にこれほど変容した新型コロナウイルスはまた異質な恐ろしさをはらむ。ただ一方で、これら災害による生活変容にともない缶詰が再評価されている。言い換えると、缶詰は「災禍」に強いということだろうか。

 東日本大震災以降の備蓄需要における缶詰市場の活性化に続き、コロナ禍においては「巣ごもり」「買いだめ」「オンライン飲み会」等のワードに缶詰が紐(ひも)づき、業界の全般的な売れ行きは概(おおむ)ね好調なのだ。

 こうした状況下、わが黒潮町缶詰製作所とコラボしたサッポロビール「男梅サワー」のキャンペーンが今年もスタートを切った。昨年は既存商品のラベルを変え、キャンペーン賞品としてコラボしたが、今年はなんとオリジナルレシピ。しかも先ごろ申し込みが終了した第1弾に続き、5月予定の第2弾、10月予定の第3弾と3段構えなのだ。

 ありがたい半面、プレッシャーもある。男梅サワーに合う味は?ファンの期待を裏切らないためにどうすれば?とレシピを6つ(提案は倍以上)も考えるのは生みの苦しみである。この苦しみには、もう一つ理由がある。コラボの、その先を見ているからだ。

 実は、開発レシピで使用する食材を、将来的に自社商品として活用する道を残そうとしている。コロナ禍により販路を失った、あるいは、激減した県内の生産者の活路を切り開きたいという思いがある。