新型コロナ感染再拡大で福岡県が福岡市内の飲食店に時短要請、22日から5月19日まで - 産経ニュース

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新型コロナ感染再拡大で福岡県が福岡市内の飲食店に時短要請、22日から5月19日まで

記者会見する福岡県の服部誠太郎知事(左)と福岡市の高島宗一郎市長=福岡県庁
記者会見する福岡県の服部誠太郎知事(左)と福岡市の高島宗一郎市長=福岡県庁

 新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、福岡県は19日、福岡市内の飲食店などを対象に、営業時間を午後9時までに短縮するよう要請することを決めた。時短要請は約1カ月ぶりとなる。福岡市内を中心に新規感染者が増加しており、これ以上の感染拡大を防ぐ狙いだ。(中村雅和)

 この日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で決めた。時短要請は福岡市内の飲食店やカラオケ店などが対象で、22日から5月19日までとし、期間中に要請に応じた店舗、事業者には売り上げ規模に応じて協力金を支給する。あわせて20日からは県民に不要不急の外出自粛などを要請する。

 県内の新規感染者数は2月末に緊急事態宣言が解除されて以降、減少傾向にあった。しかし、今月14日に150人を突破し、19日まで6日連続で100人を超えた。加えて、感染力が強いとされる変異株についても、5~11日で102人、12~18日で162人の陽性者が確認されるなど、増加傾向となっている。感染状況は病床使用率と直近1週間の感染経路不明割合の2項目で政府のコロナ分科会による基準で2番目に深刻な「ステージ3」(感染急増)の指標を超えている。

 福岡県では昨年来、東京都や大阪府などでの感染拡大から1カ月程度遅れて、陽性者数が増加している。県内外と行き来する人数が多い福岡市での増加傾向に手をこまねいていれば、蔓延防止等重点措置の適用や再度の緊急事態宣言もあり得る。その場合、時短ではなく休業要請などを余儀なくされるが、それは事業者にとってはもちろん、感染抑制と社会経済活動の両立を目指す県、市にとっても避けたいシナリオだ。

 本部会議終了後、服部誠太郎知事と高島宗一郎福岡市長が県庁でそろって記者会見に臨んだ。服部氏は「第4波の入り口に立っている」とした上で、「県下全域に及ぼす影響が大きい福岡市での陽性者増加が顕著になっている。県、市が緊密に連携し、感染再拡大を何として食い止めたい」と強調した。高島氏も「できるだけ早い段階でブレーキを踏むべきだ」と同調した。