岸防衛相、南西防衛強化に意欲 与那国視察「台湾近い」

 岸信夫防衛相は17日、沖縄県・与那国島(与那国町)を訪れ、日本最西端の岬・西崎を見て回った。陸上自衛隊与那国駐屯地の幹部から約110キロの距離にある台湾との位置関係について説明を受け、台湾のある方角を眺めた。視察後、記者団に「台湾の近さを再認識した。南西地域の防衛強化は極めて重要な課題であり、着実に進めたい」と意欲を示した。

 与那国駐屯地では、艦船や飛行機をレーダーで24時間監視している沿岸監視隊の活動を視察。隊員ら約50人を前に「中国は南西海空域での活動を活発化させている。諸君は国境防衛の最前線で重要な役割を果たしており、日々の任務にさらに精励してほしい」と訓示した。

 与那国島は、中国が海警局船による領海侵入を繰り返す尖閣諸島(石垣市)にも近い。与那国駐屯地は南西諸島の防衛強化の一環で平成28年に発足した。