体操女子の村上 貫禄2連覇も「平均台のミスが悔やまれる」 全日本選手権

【体操全日本選手権第3日】女子決勝で段違い平行棒の演技をする村上茉愛=17日、高崎アリーナ(代表撮影)
【体操全日本選手権第3日】女子決勝で段違い平行棒の演技をする村上茉愛=17日、高崎アリーナ(代表撮影)

 体操の東京五輪代表選考会を兼ねた個人総合の全日本選手権第3日は17日、群馬県の高崎アリーナで女子決勝が行われ、村上茉愛(日体ク)が計4種目でトップの56・298点をマークし、首位通過した予選との合計112・564点で2年連続5度目の日本一に輝いた。

 貫禄の大会2連覇を果たしたにも関わらず、村上の表情はさえなかった。

 「やっぱりミスがあったのが悔やまれる。これが五輪だったら、メダルを逃したと考えてしまうので」

 2018年世界選手権の個人総合銀メダリストは、理想の演技に及ばない自分がもどかしそうだった。

 注目は平均台だった。14点台を目標に臨んだものの、側方宙返りでバランスを崩して落下。「14点に乗せることを考えすぎて体がこわばっていた。真っすぐやらなきゃという気持ちが出て、着地が早くなってしまった」と自己分析した。

 他の3種目では予選よりも得点を伸ばした。中でも平均台直後の床運動は、冒頭の足持ち3回ターンが不完全だったとみるや、冷静に途中の演技構成を変えて全体のDスコア(演技価値点)を5・9で維持し、14・366点の高得点をマークした。

 「(演技や点数を)考えなきゃいけないけど、考えすぎないようにやらないといけないと学べた。NHK杯は完璧な演技で優勝して代表に入りたい」

 自身の内面との戦いは、約3カ月後の東京五輪本番に生きてくるはずだ。(宝田将志)

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