東京五輪の自転車新種目「BMX」競技場が茨城県境町に完成 5月にジャパンカップ開催

完成したアーバンスポーツパーク=境町上小橋
完成したアーバンスポーツパーク=境町上小橋

 東京五輪の新種目となる自転車競技BMXなどの国際大会を開くことができる世界レベルの競技場が茨城県境町上小橋に完成した。名称は「境町アーバンスポーツパーク」。町と全日本フリースタイルBMX連盟は記者会見を開き、5月14~16日にジャパンカップ第1戦を同競技場で開催すると発表した。

 大会には、BMXフリースタイル・パークで日本代表に内定している中村輪夢(りむ)選手(19)と大池水杜(みなと)選手(24)も出場し、五輪前では最後の国内公式戦となる。

 BMXフリースタイル・パークは20インチの自転車に乗り、曲面やスロープを複雑に組み合わせたコースを自在に使いながら、60秒間にジャンプや空中動作、回転などを行う競技だ。

 アーバンスポーツパークは、町が世界大会を誘致しようと総事業費約2億2400万円をかけて整備したもので、延べ面積は1888平方メートル。五輪やワールドカップの会場も手がけるフランスの「ハリケーン・パークス」が設計と建築を行い、3月に完成した。

 町と連盟によると、常設のパークとして世界大会開催が可能な施設は日本初という。常設のパークは国内に数カ所あるが、コース中央にある、360度どの方向からも飛べるジャンプ台があるのは同町のパークのみ。ジャンプ台の数が多い上、BMX以外にスケートボードなどの競技でも国際大会を開くことができる基準を満たしているのが特徴だ。

 橋本正裕町長は記者会見で、「開催へ向け全面的にバックアップしながら、大成功に終わるように協力したい」と述べ、BMX連盟の出口智嗣理事長は「選手のレベルアップや練習の場所にもなり、日本での普及にも貢献できる」と期待を込めた。大会には3歳~30代の70人程度がエントリーすると想定している。

 中村選手はパークを視察後、連盟を通じて「まるでワールドカップのような大規模パークでとてもワクワクした。国内にこのような環境ができたのは選手にとってうれしい限り。復帰戦にもなるので優勝できるよう頑張る」などとコメントを発表した。(谷島英里子)

会員限定記事会員サービス詳細