東京五輪代表選考会を兼ねる体操個人総合の全日本選手権が15日、群馬・高崎アリーナで開幕する。14日は会場練習と有力選手の会見が行われた。
2大会連続五輪出場を目指す女子の村上茉愛(日体ク)は「(腰の故障で)19年に(全日本で)優勝できず、時が止まっている感覚がある。良いシーズンの出だしにする大切な試合。優勝したい」と抱負を語った。跳馬の大技「チュソビチナ」は今大会では使わず、平均台で14点台に乗せることを課題に掲げた。
昨年12月の前回大会で初優勝を飾った男子の萱和磨(セントラルスポーツ)は「リオ五輪前と今の自分を比較すると、いろいろ経験してすごく強くなっている」と意気込みを示した。
19歳のホープ、橋本大輝(順大)はDスコア(演技価値点)の6種目合計が37・1になる演技をする意向を示し、「成長した自分を見せて、こいつなら(代表で)任せられるという演技をしたい」と語った。